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大鍛冶場

GrowlMaster作

ゴブリンの洞窟 第5章
大鍛冶場, 場所: 山の下のほら穴にある、家より大きな炉。

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中にあるもの

  • Elbroom · 行方不明の鍛冶屋
  • Skarrik · かしら

山の下のほら穴にある、家より大きな炉。

最後のゴブリンがたおれても、大鍛冶場の炉は燃えつづけていた。パーティはドワーフにかけよった。でも彼は自由にむかって走らず、火のほうへふり返った。「ここをはなれるわけにはいかん」ドワーフの声はかわっていた。ほっとした気持ちはどこにもない。あるのはこわさだけ。彼は炉のまん中を指さした。そこ、炎の下に、黒い金属の大きなかたまりがあった。かなとこではない。武器でもない。扉だった。古いルーンがびっしりときざまれている。パーティが洞窟のあちこちで見てきたのと同じルーンだ。ドワーフはごくりとつばをのんだ。「やつらがわしをさらったのは、武器を作らせるためじゃない」彼は炉の下の暗やみを見た。「これをあけられるのが、わしだけだからだ」広間がしんとしずまりかえった。そのとき、音がした。ゴブリンからではない。炉からでもない。その下からだ。ゆっくりとした、重いノック。みんながこおりついた。コン。ドワーフの顔が青ざめた。コン。火がとつぜん青く燃えあがった。ドワーフがささやいた。「ああ、まずい」コン。古い金属の扉に、ひびが走った。向こう側の何かが、外に出ようとしていた。ドワーフはパーティのほうを向いた。「これで、ゴブリンが炉を作っていたわけがわかったろう」彼はハンマーをかかげた。「やつらは武器を作ろうとしていたんじゃない」彼は火を見つめた。「何かをとじこめておこうとしていたんだ」そして、大きな扉がひらきはじめた。

さわりたい人は扉にさわっていい。扉はあたたかくて、ブーンと鳴っている。さわった人には、向こう側で何かが息をしている音が聞こえる。ブルル。

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